
女性の皆様へ。大切なことをお忘れではないですか?
お風呂に入れない。
下着を変えられない。
シャワートイレを使えない。
この状況が、一体どれほど大変かを、あなたは理解しているでしょうか?
実は私も、きちんと考えたことはありませんでした!
「一日ぐらい、お風呂に入らなくっても死ぬわけじゃないし」とか、「別にトイレが使えなかったら、そこらへんでできる」とか、のんきに考えていました。
そう、どの状況も「水が使える」前提で、だったのです。。。
ネット上を探していると、肉体派応援雑誌Tarzanの記事にこんなものがありました。
男女100人に「デリケートゾーンのお手入れ」についてアンケートを実施したところ、男性の約9割がデリケートゾーンのお手入れをしていない、という回答だったということです。
男性は、性器が外に出ている状態だから、群れたりかぶれたりしにくそうだし、ちょっと炎症とかできても見てすぐにわかります。
一方で女性は4割が「している」と回答しました。でも6割の女性は意識してお手入れをしていないというだけで、普通は何気なく、そしてそこそこに、お手入れしていると思うんです。
だって女性のデリケートゾーンって、体の内側にあるから湿気がこもりやすいし、ちょっとしたことでかゆみを生じてしまうから。
女性には生理がありますね。
生理中は、ナプキンをずっと「貼り付けた」状態。生理を経験した全ての女性が、おそらく生理中は蒸れるとか、かゆみとか、臭いとか、経験したことがあるはずです。なぜかというと、ナプキンに吸収された経血は雑菌の餌だからです。
膣炎やカンジダを経験した方もいるでしょうし、病院に行くほどではなくてもかゆみで薬を塗ったりしたことのある方は多いと思います。
災害時にデリケートゾーンを雑菌から守れますか?
災害が起きたとき、あなたは生理中かもしれません。だから非常持ち出し袋にナプキンなどの生理用品を数日分ストックしている方も多いはず。
では、生理が終わるまでお風呂に入らないという方は多いでしょうか?
おそらく、ほとんどの人が生理中こそお風呂でデリケートゾーンを清潔に保とうとしているのではないでしょうか。
生理中だけではありません。
女性は常に、オリモノが出ています。
オリモノがついた下着を、何日もそのまま履き続けることはできますか?
新しい替えの下着があると、どうして言い切れるのですか?
家は崩壊しているかもしれないのに。
もしかしたら、家ごと流れているかもしれないのに。
使用済みの汚物・下着はどう処分しますか?
清潔なナプキンや下着の確保が出来たら、今度はそれがゴミになることを考えなければなりません。
想像してみてください。
自分の汚物、他人の汚物が山積みになっているところを。
先ほども言ったように、経血は雑菌の餌になります。
そして、あっという間にハエがたかり、ウジがわくのです。
通常しているように、汚物をひとつひとつ、ビニール袋できっちりと覆えますか?
あなたを含む全員が、マナーが良いわけではないのです。
夏祭りの会場に置かれた仮設トイレに入ったことはありませんか?
その汚物入れは、きっと蓋もできないほどにあふれかえっていませんでしたか?