
私たちが当たり前に思っていること。ごみの回収。
実はこれは、盲点なんです!
私たちは毎週1回か2回、生活で出たごみを「生ごみの日」に集積所に出し、回収してもらっていますね。
そのおかげで、自宅で生ごみが腐ったり、ウジがわいたりする前に、自分の手元からサヨナラすることができています。
でも、災害時に生ごみ回収車は来るのでしょうか?
道路が分断されているかもしれません。
そもそも生ごみ回収車が一台も機能しないかもしれません。
想像してみてください。
避難所の一隅に、うず高く積まれているごみの光景を…。

配給されたおにぎりの袋。
ラーメンの汁がついたカップ。
飲み切ったけど洗っていないペットボトル。
美味しくなくて残した、ごはん。
生ごみを放置すると、どうなるでしょう?
生ごみはあっという間に腐り、臭いを放ち、ハエがたかり、ウジがわきます。
ウジ虫は言わずもがな、ハエの幼虫のこと。
ハエは一度に100個以上もの卵を産み付けるので、たった1匹のハエでも、大量のウジ虫を発生させてしまいます。
ウジは雑菌を持っており、人間の病原菌の感染源でもあるといいます。
ScienceReportによれば、私たちの身近にいるイエバエ、クロバエは、人間に有害なバクテリアを何百種類も運んでくるとの結果もあるのです。
たとえばイエバエは、食中毒の原因となる病原性大腸菌0-157と大きく関係があることがわかっています。
ごみの雑菌を増やさないことが大切
ごみが出るのは仕方がありません。
では、ごみをどうしたら良いのでしょうか?
答えは簡単です。ごみの雑菌を増やさないようにすればよいのです。
雑菌が増えなければ、病原菌の感染源になる恐れは減り、臭いもずいぶんと軽減されるでしょう。
「ごみの雑菌を増やさないなんて方法があるの?」とお思いでしょうが、とても簡単にそれを可能にするモノがあるのです。
災害時にあると良い備え・ごみ編
- 抗菌剤(生ごみの雑菌を不活化させる。うじ虫を孵化させない)
- 消臭剤(生ごみの臭いを閉じ込める)
- 小さなごみ袋(生ごみを小さく密封する)